
こんにちは、さゆです。
50歳で小さな会社を経営しながら、副業やスモールビジネスを研究しています。
かつて自己破産を経験した身として
派手な広告や“簡単に儲かる”という言葉にはいつも慎重です。
今回は、最近SNSや広告で話題になっている
「マスターピース(MASTER PIECE)」という副業・投資案件についてお話します。
一見、AIを使った投資案件のように見えますが
実際には「競馬予測ツール」としての側面があると報告されているのです。
今回は、その実態を私の視点で深掘りしていきます。
🔍 表向きは“AIトレード投資”をうたう
広告や公式ページで強調されている特徴をまとめると、以下のような内容です。
- 「AIが自動で資金を運用する」
- 「毎週150倍」「年間無敗」などの派手な実績アピール
- 「放置で日利46%」「完全自動で稼働」
- 「誰でもすぐに始められる」
- 「初期費用はたったの数千円から」
そして、運営会社は「合同会社VSL」。
販売価格帯は約20万円前後と記載されていました。
📌 ここまで聞くと、よくある“AIトレード投資ツール”のように見えます。
しかし、調べていくと次第に“違和感”が出てくるのです。
⚠️ 登録後に明かされる「競馬予測ツール」説
口コミや検証サイトの報告によると
マスターピースの案内動画や説明ページを進めると
途中から「AI投資」ではなく、“競馬の予測ツール”であることが明かされるようです。
🟡「3連複予測」
🟡「勝ち馬データ解析」
🟡「AIが当たり馬を自動選出」
といった言葉が登場し
最初の“金融投資”イメージとはまったく違う方向に話が展開していきます。
つまり、広告では投資ビジネスを装いながら
実際にはギャンブル要素を含む“競馬ツール販売”である可能性が高いのです。
🎭 投資を装う理由と巧妙な構造
なぜ競馬ツールなのに“AI投資”と呼ぶのか?
この点に、私は明確な意図を感じました。
● ① 金融投資のように見せた方が信頼されやすい
「AIトレード」「自動運用」と聞けば、誰でも“プロっぽい”印象を受けます。
競馬よりも投資のほうが真面目に見えるため、入口で信頼を得やすいのです。
● ② ギャンブルツールなら規制を逃れやすい
金融商品ではなく競馬予測なら、
投資法や証券取引法の監視を受けにくい。
つまり、「責任逃れがしやすい」構造になっています。
● ③ 出金拒否や追加費用を正当化できる
「AI投資」で稼げると見せて、
実際は“当たらなかった”“AIが学習中”などの理由で出金を遅らせる手口も多く見られます。
こうした構造は、私自身が過去に見た“副業系詐欺”と極めて似ています。
最初は希望を見せ、途中で内容を変え、最終的に高額なプランへ誘導していく——。
まるで舞台を見ているような展開です。
💬 実際の流れを時系列で見てみる

複数の利用者の報告を整理すると、以下のような流れが確認できます。
1️⃣ 派手な広告を見てLINE登録
2️⃣ 「AI投資の無料講座」が送られてくる
3️⃣ 動画で“実績者の体験談”を紹介(演出の可能性)
4️⃣ 後半で「競馬AIツール」の説明が登場
5️⃣ 「このツールで的中率90%!」などのセールストーク
6️⃣ 有料プラン(20万円前後)への案内
7️⃣ 出金・返金が困難、もしくは連絡が途絶えるケースも
この流れを見れば
投資というより情報商材販売のテンプレートです。
💡 “競馬ツール”としての仕組みを掘り下げる
ここからは、競馬予測ツールの中身についても触れておきます。
マスターピースで言われているAI予測は
おそらく過去の競馬データをAIに学習させて
「当たりやすい馬券パターンを算出する」という仕組みです。
ですが、これはあくまで確率予測にすぎません。
AIが導き出すのは「可能性の高い馬」ですが
当然ながら100%の精度など存在しません。
それを「日利46%」や「年間無敗」と謳うのは
AIを知らない層に対して幻想を売っているのと同じです。
🧠 私が見抜いた“ビジネス構造の狙い”
経験上、この手の案件には共通点があります。
🔸 無料登録で信頼を得る
🔸 「AI」や「データ分析」で権威性を演出
🔸 LINEで“限定動画”を送り、興味を高める
🔸 有料版を「今だけ特別価格」で販売
🔸 出金・返金のハードルを上げて逃げ道を確保
最初から利益よりも、「有料プラン購入による売上」が目的なのです。
これがマスターピースの構造を見抜く鍵になります。
📋 参加を検討する前に確認すべきポイント
以下の7項目、ひとつでも曖昧なら即撤退をおすすめします。
✅ 運営会社・代表者の実在が確認できるか
✅ 出金ルールが明記されているか
✅ 「競馬」なのか「投資」なのか明確に説明されているか
✅ 利益の根拠データが開示されているか
✅ 他人の口コミが極端に似ていないか(演出の可能性)
✅ 特商法表記が正しいか(所在地・電話番号含む)
✅ 有料プランの価格・内容・返金条件が書かれているか
私は、これらのうち一つでも欠けていれば、手を出さないと決めています。
経験上、後悔するのは「最初に疑わなかった人」だからです。
🔻 AI投資の皮をかぶった“ギャンブル型商法”

マスターピースは、AI投資という名目で集客しながら
実際は「競馬予測ツール」への誘導構造を持つ案件です。
その中身は、投資ではなくギャンブルをデータで装った販売スキーム。
「AIが稼ぐ」という響きに惹かれた人ほど、冷静さを失いやすいものです。
💬 私自身、過去に何度も“甘い言葉”に騙されてきました。
だからこそ今は、「確実」「自動」「誰でも」という言葉を見た瞬間に一歩引きます。
🌱副業でも投資でも、本当に続くのは“現実的で地味な仕組み”です。
もしこれを読んで「少し不安になった」と感じたなら
それはきっと正しい感覚です。
信じるのは広告の数字ではなく、あなた自身の直感と疑う目。
それが、失敗から立ち上がった私が今伝えたい、いちばん大切なことです。